コーギーはイギリス原産の胴長短足の犬種で、
言葉としては「小さな犬」という意味を持っています。
ウェールズ地方で牧畜犬として活躍していたために
「ウェルシュ・コーギー」と呼ばれ、
「ペンブローク」、「カーディガン」という種類に分けられます。
見た目に大きな差はなく、
日本でよく見られるしっぽのないものはペンブローク種です。
ペンブロークの特徴としては、毛色の種類に「レッド」、「フォーン」、
「ブラック&タン」、「セーブル」などがあります。
しっぽがないことは実は、生まれてすぐにしっぽを切っているためです。
コーギーがかつて牧牛犬であって、牛にしっぽを踏まれる危険を防ぐための
措置だったのですが、その習慣だけが残っていて、現在物議を醸しています。
本来は狐のようなしっぽがあります。
明るく好奇心が旺盛で、活動的で機敏な犬種です。
順応性も高く飼い主に忠実ですが、警戒心が強く頑固な面もあります。
カーディガンに比べると興奮しやすく落ち着きに欠ける部分があります。
ガーディガンも基本的な特徴はペンブロークと同じです。
比較するとペンブロークより胴が長くなっています。
毛色もペンブロークより多く「ブリンドル」、「ブルーマール」、「セーブル」、
「ブラック&タン」、「ブラック」など殆どの色のものがいます。
以前はしっぽの有無がペンブロークとの見分け方でしたが、
断尾しないペンブロークが増えたため、外見的な違いはなくなってきました。
コーギー
パピヨン
ミニチュアシュナウザー
マルチーズ
シーズー
コーギーは、犬の中でも活動的な部類に分けられる犬種です。
体型は小さく、その動きの愛らしさから人々に愛されてきました。
日本でもCMに登場したことなどもあり、
人気の犬種ランキングでも上位に入っています。
コーギーは明るく、賢い性格です。
いたずら好きで、元気すぎる場合がありますが、
飼い主にとっては良い家族となってくれます。
しつけをしっかりとすることで、信頼関係も増すでしょう。
社交的でもありますから、近所ではそれだけ人気者になる可能性も高くなります。
とても活動的な犬ですから、運動不足を解消したいという飼い主さんにとっては、
かなり良いパートナーになってくれるでしょう。
それだけ運動させてあげなければなりません。
飼い主さんはコーギーの運動量について把握しましょう。
そして、牧牛犬という昔の仕事上の行動から、噛む習慣が残っています。
子犬の頃から噛むことが多くありますから、
噛まれて困るようなものはコーギーのそばには置かないようにしましょう。
好奇心が強い半面、とても警戒心が強い犬でもあります。
吠えることがありますが、この点もしっかりしつけることが大切です。
来客があった場合だけでなく、声にも反応します。
電話やベル、話し声などにも吠えることがありますから、
それぞれの場面でのしつけが必要です。
ヨークシャーテリア
柴犬
フレンチブルドッグ
パグ
ジャックラッセルテリア
コーギーに限らず、犬を飼う場合には、健康な犬を選ぶようにしたいものです。
せっかく手に入れたのに、すぐに死んでしまったということがないようにしましょう。
健康な犬を選ぶと、その付き合いは10年以上にも及びます。
長く一緒に生活していくために、健康なコーギーを見分けます。
まず、湿った鼻をしていることです。
鼻水が出ていると、体調が悪いことが考えられます。
選ぶ際にコーギーが寝ていたとき、また寝起きである場合には、
鼻の乾燥している場合があります。
コーギーの大きな特徴ともいうことのできる脚は、骨格で判断します。
歩いている姿に不自然なところがないかどうかをチェックします。
何となく不自然さがある場合、また内股になっている場合には、
脚の病気を患っている可能性があります。
コーギーは遺伝的な体質によって脚の病気、
それも特に後脚の病気になりやすい傾向があります。
歯の健康も大切です。
歯ぐきの色や口臭によってわかります。
そして、耳が汚れていないかどうかも確認します。
音をきちんと聞きとることができているかどうかを見極めましょう。
目が澄んでいて、しっかり反応していることも重要です。
元気であれば、目もしっかりと健康的な状態になっています。
複数の中から選ぶ際には、状態を比較してみましょう。
毛については清潔で、
ダニなどによる炎症が起きていないかどうかを見るようにします。
毛の色がくすんでいないかどうかもチェックしましょう。
ボストンテリア
ビーグル
キャバリア
ラブラドールレトリーバー
ゴールデンレトリーバー
コーギーを育てるときに役立つグッズがいくつも販売されています。
特に、コーギーのしつけをしながら同時に
コーギーも楽しく遊ぶことができるグッズが登場してきています。
このようなグッズを使うと、しつけとおもちゃという
二役を同時に担うことができますから、重宝されます。
『コング』というグッズはおすすめです。
中におやつなどを入れることができ、
簡単には取り出すことができないように作られています。
コーギーは、食べたいおやつが中に入っていますから、
いろいろと知恵を絞ってコングからおやつを取り出そうと努力します。
そこでコーギーの「英才教育」を行うことができるのです。
コーギーがコングに興味を持つためのヒントは、
少しだけおやつをコングから出すか、取りやすい位置に用意しておくことです。
一部分以外は簡単に取り出すことができないように、コングの奥に入れておきます。
すると、コーギーもおやつを取り出そうとして頭を使います。
簡単に取り出すことができないために、
長時間にわたってコングに集中して遊ぶようになります。
コングを使うことによって、何か楽しいことを手に入れるためには
頭を使う必要があるということを教えることができるのです。
ボーダーコリー
トイプードル
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